最大6台の本機をLANケーブルで接続することにより、広範囲における特定小電力トランシーバーの通話を可能にします。多層階のビルや、面積の広い大型の商業施設などにおける中継に対応します。
ディスプレイにはひらがな・カタカナ・漢字の表示に対応したフルドット液晶画面を採用しています。視認性を高め、項目を一目で分かりやすくしました。
本機は、中継器としてだけでなく、基地局としての運用が可能です。基地局モード※1を選択して机上や壁に設置し、本体のマイク/スピーカーを用いて、他の特定小電力トランシーバーと通信するベースステーションとして使用できます。事務所でのスタッフ管理や、休憩室での緊急時の無線連絡通信といった用途にも対応します。
※1:中継器モードと基地局モードは併用できません。
<設置イメージ(平置き)>
リチウムイオンバッテリー「UPB-8L」(別売オプション)の装着により、AC電源とバッテリー電源の2方式に対応します。AC電源がない場所における仮設運用や、停電などの不測の事態にはバッテリーに自動的に切り替わり、通信のライフラインを確保することが可能です。バッテリー電源に切り替わった際には通知※2も可能です。
※2:通信音声にオペレーショントーン/ワーニングトーンを設定する必要があります。
UPB-8L
LAN接続時にはPC画面で設定が可能です。本機のIPアドレスをPCに打ち込むと、PC Tool※3が表示されます。多層階での使用など詳細設定が必要な場合でも、PCから一括で入力できるため、効率的な設定が可能です。
※3:PC Toolは設定用のパソコンに固定IPアドレスを設定することにより使用します。インターネットを使用した接続はできません。