メルカリスタジアムの通信環境の改善に貢献


株式会社鹿島アントラーズFC 様

(茨城県鹿嶋市)*2024年スタジアム内外での広域通信システムでのご採用



JVCケンウッドは鹿島アントラーズ様が指定管理者として運営する、
メルカリスタジアムにおけるデジタル簡易無線中継システムの構築を推進。
簡易無線中継器「TCB-D239CR」1台をメルカリスタジアムに設置し、

携帯型の簡易無線機「TCP-D261BTE」75台を納入。

 

これまで無線中継器がなく、無線機の端末同士でのみ通信を行っていたため、スタジアム内外の運営コミュニケーション通信に不通エリアが存在していました。

JVCケンウッド製デジタル簡易無線中継システムの導入により、広大なスタジアムの全エリアでの通信を実現し、試合運営における確実な通信手段の確保、および通信環境の改善を実現できました。

 

*NEXEDGECR(ネクスエッジ・シーアール)とは総務省により2023年に制度化されたデジタル簡易無線免許局の中継用チャンネル(3D)を利用したJVCケンウッドのデジタル簡易無線中継システムの総称です。

導入の背景

鹿島アントラーズは、メルカリスタジアムを核に、鹿嶋市全域をカバーする無線通信網の確立を目指しており、無線通信網を活用してイベントや試合だけでなく、日頃から人々がつながり支え合う地域社会「共助」の仕組み作りを検討していました。そこで、広範囲での無線通信を可能にする簡易無線中継器「TCB-D239CR」の導入を検討しました。将来的にはこのデジタル簡易無線中継システムを鹿島アントラーズとアントラーズホームタウンで運用することで、茨城県南東部の鹿行地域をカバーする官民横断のコミュニケーション手段としての活用を見据えています。

活用シーン

無線システムは、スタジアムでの試合の開催日及び各種イベント開催の際に、運営スタッフによって使用されています。


運営主要スタッフは無線機を着用しイヤホンマイクでスタジアム内部から外周一体までクリアな音声で業務連絡を実施可能


中継器はスタジアム内部および外部周辺で広域に通信エリアを確保できるようにスタジアム最上段部に機材ラックとアンテナを設置

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導入の効果

【リアルタイムの情報共有】

無線通信システムを導入することで、スタッフ間での情報共有が、迅速かつ効率的に行えるようになった。これにより、緊急時の対応や運営上の指示が即座に伝達され、スムーズな運営が実現した。

 

【観客サービスの向上】

観客への情報提供がスムーズになった。例えば、イベントの進行状況や緊急時の案内を迅速に行うことができ、観客の満足度を向上させることができる。

 

【効率的なリソース管理】

スタッフの位置情報や業務状況をリアルタイムで把握することで、リソースの最適化が図れる。

これにより、必要な人員を適切な場所に配置し、運営の効率を高めることができた。

USER' S PROFILE

 

株式会社鹿島アントラーズFC様

 

鹿島アントラーズは、これまで日本最多の国内外タイトル獲得数20冠を誇る名門クラブであり、創設50周年を迎える2041年を見据えた経営ビジョン「VISION KA41」を掲げ、「地域を基盤とした育成型クラブ」として「クラブを核とした新たなコミュニティのあり方を創造」することを目指すとともに、「スタジアムの多様化」や「新しいパートナーシップの構築」に取り組んでいます。

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