TRIO/KENWOOD HF TRANSCEIVER GALLERY

春日無線電機商会の設立当時から手がけている、伝統あるアマチュア無線事業。
ケンウッド設立70周年記念モデルの発売を記念して、当社歴代HF機を集結させました。
皆さまぜひお楽しみください。

TS-900Series

名実ともに当社HF機のフラッグシップ。
トップクラスの機能や性能を備え、
所有する喜びに応える最高級機ラインです。

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TS-900
TRIO / 1973年発売

HFフラッグシップ900番台最初のトランシーバーで、
当時最高の技術を駆使した歴史に名を残すモデルです。
TS-900Sは、当時の定価で264,000円(大卒初任給 約62,000円)と
非常に高価な無線機で、正にキングオブホビーモデルです。

TS-930
KENWOOD / 1982年発売

業界初(1982年7月時点)のオートアンテナチューナー内蔵モデルです。
ファイナル段は低歪を実現させるため28Vを採用、
受信フロントエンドにはFET 2SK125を8本採用と、
当時最高レベルの基本性能を実現したHFトランシーバーです。

TS-940
KENWOOD / 1985年発売

TS-930を更に進化させ、ドットマトリックスのサブディスプレイを採用し、
サイクル22のパイルアップを勝ち抜いた、
高ダイナミックレンジHFトランシーバーです。
フルオプションのTS-940SL(リミテッド)の発売もありました。

TS-950SD
KENWOOD / 1989年発売

業界初(1989年11月時点)のDSP搭載でデジタルの先駆けとなった
HFトランシーバーです。
DSP搭載により、これまでにないクリアーな電波の発射や
良好な音質を実現しました。
つねに最高を求め、2波同時受信機能をはじめ、
万全のスプリット運用機能を搭載するなどハイレベルなDX実戦機です。

TS-950SDX
KENWOOD / 1992年発売

TS-950SDを念入りにリファインし、
業界初(1992年6月時点)のFETファイナルを採用しました。
更にDSPによるデジタル検波対応など最新の技術を搭載し、
送受信とも全く新しい性能を持つ
最高級HFトランシーバーに生まれ変わったモデルです。

TS-990
KENWOOD / 2013年発売

異なるバンドでの2波同時受信機能を搭載し、
メイン受信部はフルダウンコンバージョン構成を採用しています。
新開発のミキサーや狭帯域ルーフィングフィルターにより、
第3次インターセプトポイント+40dBmクラスの性能を実現。
さらに業界初(2013年2月時点)デュアルTFTディスプレイ搭載により、
バンドスコープ機能などをはじめ、快適な視認性、操作性を
実現しているモデルです。

TS-800Series

実用機能をフル搭載し、質実剛健に造りこんだ
最高級機直系の高級実戦機ラインです。

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TS-820
TRIO / 1976年発売

PLL方式、IF SHIFT、デジタル周波数表示を採用し、
高級実戦機としての800番台シリーズが誕生しました。
真空管ファイナルでのRF NFB回路、ARA方式のスピーチプロセッサなど、
マニアックな技術が採用されています。

TS-830
TRIO / 1980年発売

PLLダブルコンバージョンを採用し、
混信除去も充実してDX’erに人気の高かったモデルです。
当社最後の真空管モデルであり、
アマチュア無線の一区切りとなるSSB/CWトランシーバーでした。

TS-850
KENWOOD / 1991年発売

TS-950で蓄積した技術をベースに「本格的実戦機」をコンセプトに開発し、
TS-830から大幅に進化したモデルです。
豊富な混信除去機能、オートアンテナチューナ内蔵、オプション外付けDSP対応と、
本格DX’er実戦機のHFトランシーバーとなりました。
写真はフルオプション装備のTS-850SL(リミテッド)です。

TS-870
KENWOOD / 1995年発売

業界初(1995年8月時点)、IF段からのデジタル信号処理を実現しました。
DSP能力の強化と新しいアルゴリズムの開発により、
IFデジタルフィルターとAGC処理を含むIF処理をDSP化した
HFトランシーバーです。

TS-500Series

最も伝統があり多くの人に愛されている、
基本性能に妥協しない実戦機ラインです。

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TS-500
TRIO / 1966年発売

SSBモードに対応する送受信機を1つの筐体に納め、
トランシーバーを実現した初代機です。
一体化させて使い勝手を向上させると同時に、
この時期高まりつつあったSSBへのニーズをうまくとらえ、
TS-500番台シリーズの足がかりとなりました。

TS-510
TRIO / 1968年発売

TS-500での経験を生かし、500番台の第二世代として発売。
FETを採用した高安定VFOが特長で、
SSB対応HF機として高い人気を誇りました。
また、送信部には増幅型ALC回路を採用し、
トリオトーンと称される優れた送信音質を実現しました。

TS-520
TRIO / 1973年発売

TS-900の技術をベースに開発した普及型トランシーバーです。
爆発的なヒット商品となり、市場での当社のポジションを高めることに
大きく貢献しました。
TS-510から継承されたトリオトーンも人気を高める一つの要因でした。

TS-530
TRIO / 1981年発売

送受信の信号経路をできるだけシンプルにした
シングルコンバージョン方式を採用したモデルです。
定評のある8.83MHzのIF回路、
帯域外減衰特性の優れたフィルターも採用しました。

TS-570
KENWOOD / 1997年発売

TS-120から始まりTS-450に継承されたコンパクトHFラインと
一世を風靡したTS-520に代表されるTS-500番台のラインを
一体化させた戦略モデルです。
人間工学的な見地からパネルデザインを設計して操作性を追求しました。
ハード面においては、新たに採用されたAF DSPにより多くの新機能を実現し、
コンパクトさと多機能を両立したモデルでした。

TS-590
KENWOOD / 2010年発売

無線機の基本に立ち返り、基本性能を磨きあげた
高性能HFトランシーバーです。進化したDSP技術で実現した
IF AGC制御や狭帯域幅のルーフィングフィルターを採用することで、
最高級機にひけを取らない近接妨害信号特性を実現し、
DX’erの期待にこたえる受信性能を実現しました。

TS-590G
KENWOOD / 2014年発売

TS-590の後継機として企画されたHFトランシーバーです。
ユーザーから寄せられたご意見やご要望にお応えするために、
ファームウェアによる操作性の向上や機能追加を行っただけではなく、
技術の進化に伴いハードウェアの設計も変更し、
送受基本性能の更なる向上も実現しました。

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