送信部

高品位な電波を発射する、高信頼の送信部

安定した運用を約束する、高品質設計

■ヘビーデューティー仕様

60mm角ファンを2個使用した、ツインクーリングファンシステムを採用。ファンを2個使用することで十分な風量を低回転で得られるため、静粛性にも優れています。また、ファンやモーター音だけではなく、吸排気口の形状やサイズにもこだわり、トータルな静粛性を実現しています。さらに、大型ヒートシンクと一体になったアルミダイキャストシャーシは効率的に熱を拡散させ、連続送信時のファイナル部の温度上昇を最小限に。コンテストや長時間のハードな運用、過酷な環境下でも十分に耐えるヘビーデューティー仕様です。


■高速動作が可能なオートアンテナチューナーを内蔵

1.8MHzから50MHzのアマチュアバンドをカバーし、受信時にも動作可能なプリセットタイプのオートアンテ ナチューナーを内蔵。高速動作で定評のあるリレー方式により、瞬時のバンドチェンジによる迅速なQSYが可能です。


■TCXO標準搭載、±0.5ppmの高い周波数安定度 

高安定度のTCXO(温度補償型水晶発振器)を標準で搭載しています。-10℃~+50℃の広い温度範囲において±0.5ppmの高い安定度を得ています。

 

 

■ドライブ出力対応 (135kHzバンド含む)

送信ドライブ出力(約0dBm)を外部に取り出すことができるドライブ出力(DRV)コネクターを装備。トランスバーター接続時に便利なだけでなく、本体アンテナコネクターでは対応していない135kHzバンドの送信も、この端子を活用することで可能になります。受信専用アンテナコネクターと組み合わせることでさらにアクティブな活用が可能です。

 

注:付加装置接続時や本体が対応していない周波数での送信のためには別途申請が必要です。

 

 

■アンテナ出力機能 (DRVコネクターと共用)

メニュー設定で、ドライブ出力(DRV)コネクターを外部受信機用アンテナ出力機能に切替えると、アンテナから分配した信号の出力が可能になります。

 

注:●アンテナ出力機能を使用した場合、分岐器の損失のため、受信感度とゲインが約3dB低下します。●送信中は、内部のアイソレーションによりドライブ出力が若干漏れます(-20dBm以下)。●DRO(ドライブ出力)が選択されているときは、アンテナ出力機能は動作しません。

 

 

■スピーチプロセッサー(SSB/AM/FM)

平均変調度を上げ、相手局への了解度を高めます。コンプレッションレベルの調整だけでなく、ソフトとハードの2段階で設定が可能。コンプレッションレベルはマイク送信とボイスメッセージ送信、それぞれに設定することが可能です。

 

 

■送信フィルター帯域可変 (SSB/AM)

送信フィルター帯域幅の切替えが可能。低域側と高域側のカットオフを独立して切り替えられるので、きめ細やかな設定が可能です。

 

 

■送信イコライザー機能(SSB/AM/FM 各モード毎)

送話者の声質やマイクの特性に合わせて周波数特性を調整することが可能です。イコライザーはフラット (デフォルト)、ハイブースト(2種)、フォルマントパス、バスブースト(2種)、コンベンショナルおよびユーザー設定(ARCP-590Gを使用)から選択できます。

 

 

■送信モニター機能

送信音声をスピーカーから20ステップで出力させ、 送信音質を確認することができます。

 

■その他の送信機能

●VOX機能(ゲイン調整、ディレイタイム設定) ●送信 パワー出力調整 ●MICゲイン調整 ●CARレベル調整