2020年7月22日

新たに「AIセンシング」機能を搭載し、後方からの急接近や蛇行運転などのあおり運転を自動検知※1

前後撮影対応2カメラドライブレコーダー「DRV-MR8500」を発売

~前後カメラにF1.6レンズ&500万画素「STARVIS」 CMOSセンサーを搭載したフラッグシップモデル~


株式会社JVCケンウッドは、ケンウッドブランドより、ドライブレコーダーの新ラインアップとして、前後撮影対応2カメラドライブレコーダー「DRV-MR8500」を9月中旬より発売します。

本機は、当社初となる「AIセンシング」機能を搭載し、後方車両の急接近に加え、後方車両の蛇行運転などのあおり運転を自動で検知※1して画面表示と警告音でドライバーに知らせるとともに自動で録画保存を行います。

 

また、フロント・リアの両カメラにF1.6の明るいレンズの採用に加え、500万画素の「STARVIS」CMOSセンサーを搭載。暗い環境でもノイズの少ない高感度録画と、フルハイビジョンの約1.8倍の解像度となるWQHDでの高画質録画を実現する当社ドライブレコーダーのフラッグシップモデルです。

 

※1:「AIセンシング」による自動検知を含む運転支援機能は、ドライバーの運転をサポートするもので、事故を未然に防ぐものではありません。またすべての危険を警報するものではありません。逆光、雨天、車の色が識別困難な時など、条件によっては正しく動作しない場合があります。

品名 型番 希望小売価格(税抜き) 発売時期
前後撮影対応2カメラドライブレコーダー DRV-MR8500 オープン価格 9月中旬

<企画背景と製品の概要>

6月30日より改正道路交通法が施行され、これまで明確な定義がなかった“あおり運転“は「妨害運転」として規定され、新たに罰則も創設されました。 これを受けてドライブレコーダーは今後、「被害に遭った際の映像をしっかり記録する」「被害を訴えられた際に、事実を明らかにする」ための重要な必須装備として、ドライバーの身を守るために欠かせないものとなっていくと考えられます。

 

あおり運転に対する危機感から、ドライブレコーダー市場では現在、特に前方・後方が録画できる2カメラモデルへの需要が急激に高まっており、当社もラインアップを拡大しています。この改正道路交通法の施行を受けて、ユーザーニーズがより高機能・高画質なモデルへ移行していくことを見据え、当社はこのたび、後方車両の急接近に加え、後方車両の蛇行運転などのあおり運転を自動で検知・録画する「AIセンシング」機能を新搭載し、あおり運転への対応をさらに強化したフラッグシップモデルとして、前後撮影対応2カメラドライブレコーダー「DRV-MR8500」を発売します。

 

本機は、後方からのあおり運転を記録するだけでなく、「AIセンシング」により該当車両の検知※1・警告、および録画・保存を行います。自車の後方を走る車両が「AIセンシング」の検知エリアで蛇行運転を繰り返したり、急接近したりした場合、ドライバーに警告音と画面表示で知らせるとともに、録画映像を書き換えされないフォルダ(イベントフォルダ)に自動的に移動、保存します。

 

当社は、これまでビデオカメラ開発で培い、高い評価を得てきた光学技術による高画質録画性能とともに、新開発の「AIセンシング」機能を備えた本機を、ドライバーの安心・安全をさらにサポートするドライブレコーダーとして提案します。


<「DRV-MR8500」の主な特長>

1.新開発の「AIセンシング」機能を搭載、後方からの急接近や蛇行運転などのあおり運転を自動で検知(※1)・録画

新開発の「AIセンシング」機能により、後方車両をリアカメラが捕捉。後方の車両が同機能の検知エリアに侵入すると自動で検知し追尾を開始。さらに後方車両が検知エリア内で蛇行運転を繰り返したり、急接近するとドライバーに警告音と画面表示で知らせるとともに、録画映像を書き換えがされないイベントフォルダに自動的に移動、保存します。


2.フロント・リアカメラともに最新デバイスを搭載し、高画質録画を実現

(1)当社初となるF1.6の明るいレンズを搭載し、クオリティの高い映像録画が可能

当社ドライブレコーダーでは初となるF1.6の明るいレンズを搭載。暗い場所や夜間でもノイズが少なくクオリティの高い映像録画を可能にします。

 

(2)高感度CMOSイメージセンサー「STARVIS™」を搭載し、夜間のドライブも明るく鮮明に録画可能

高感度な裏面照射型CMOSイメージセンサー「STARVIS™」を採用。夜間や暗いトンネル内の走行時も前方・後方ともに、対向車や歩行者など対象物の色や形をしっかり認識し、明るく鮮明かつ高画質な映像で録画します。

 

(3)「HDR機能」を搭載し、トンネルの出入り口など明暗差の大きなシーンで安定した録画が可能

「HDR(ハイダイナミックレンジ)機能」を搭載。逆光やトンネルの出入り口、夜間走行時の照明など、明暗差が激しい環境下で起きやすい「白とび」や「黒つぶれ」を抑え、安定した録画を実現します。


3.フルハイビジョンの約1.8倍の解像度となるWQHD(Wide Quad HD)3.7メガ録画を実現

フルハイビジョンの約1.8倍の高解像度となるWQHD(Wide Quad HD)3.7メガ記録モードを新たに搭載。映像描画をきめ細かく再現し、ナンバープレートなど細かい文字情報まで、より鮮明に録画します。


4.リアカメラに「スモーク シースルー機能」を搭載し、リア・スモークガラスでも明るい映像で録画可能

リアカメラに「スモーク シースルー機能」を搭載し、リアガラスがスモークガラスの車にも対応。リアガラスに合わせて設定を3段階で調整でき、後方の映像も明るく鮮明な映像で録画が可能です。


5.microSDカードダブルスロット搭載によるリレー録画が可能

microSDカード対応のダブルスロットを搭載し、スロット1からスロット2へのリレー録画に対応しています。


6.最大容量128GBのmicroSDカードに対応


7.SDカードのエラーを未然に防止する「SDカードメンテナンスフリー」機能を搭載

SDカードの録画領域をあらかじめ確保して断片化を未然に防止し、SDカードのエラーを防ぐ当社独自の記録システムを採用。ドライブレコーダーで録画する際に定期的に必要だったSDカードのフォーマット(初期化)作業を不要※2とし、録画の信頼性を高めます。

※2:録画設定の変更やSDカードの状態によってはフォーマットが必要です。


8.SDカードの交換時期を画面表示と音声案内で知らせ、録画エラーを未然に防ぐSDカード寿命告知機能(※3)を搭載

※3:本機付属のmicroSDカードまたは、当社製別売microSDカード「KNA-SD8A/SD16A/SD32A」の使用時に対応。


9.24時間365日の長時間「駐車録画」に対応

車載電源ケーブル「CA-DR100(別売)」を使用して、24時間365日、駐車録画を行います。駐車中、フロントカメラに内蔵のGセンサーが振動を検知すると、ドライブレコーダーが起動して前後2台のカメラで撮影した映像を記録(1ファイル60秒)。その後、駐車録画フォルダに保存します。微小な暗電流を使用するためバッテリーへの負担を抑えます。


10.さまざまな車両状況を記録できる4つの録画機能を搭載

(1)常時録画

エンジンのON/OFFに連動して、本体の電源を手動でON/OFFする手間なく自動で録画がスタート/ストップします。

 

(2)手動録画

常時録画中でも、必要に応じて手動で録画ボタンを押せば、常時録画とは違うイベント記録フォルダにデータが記録されるためデータの呼び出しや保存がしやすくなります。

 

(3)イベント記録

Gセンサーの搭載により、突発的な衝撃や急激な速度変化などを検知すると自動的に録画を開始し、イベント記録専用のフォルダに記録します。

 

(4)駐車録画

車載電源ケーブル「CA-DR100」(別売)を使用することで、24時間365日の駐車録画に対応(前述参照)。


11.ドライブをサポートする「運転支援機能」を搭載

(1)前方衝突警告

自車と前方の車との距離を検出し、安全な距離が保たれていない場合に、警告音で知らせます。

 

(2)車線逸脱警告※6

時速60km以上で走行中、現在の車線からはみ出してしまった際に、警告音で知らせます。

※6:片側2車線以上の道路で、車線変更を行う際にも動作します。速度は目安です。

 

(3)発進遅れ警告

自車が停止中、前方車両の発進に対し自車の発進遅れを検出した場合に、警告音で知らせます。

 

(4)後方車異常接近警告(AI)

後方の車の急な接近によるあおり運転を検知※1して、警告音と画面で知らせします。

 

(5)後方車蛇行運転警告(AI)

後方の車の左右に動く蛇行運転を検知※1して、警告音と画面で知らせします。


12.その他の主な特長

  • 長時間録画に対応した「大容量32GB microSDHCカード」を付属
  • 低フレームレート(3.2fps/9.7fps)モードを搭載
  • 「イベント記録」「駐車監視録画」の際の衝撃検知を可能とする前後、左右、上下の3軸「Gセンサー」を搭載
  • 高感度「GPS」や測位衛星受信回路の搭載により自車位置を記録し、PC用連携ソフトで走行記録の確認が可能
  • LED信号機の点灯周期と干渉しないフレームレート設定で、LED信号機の無点灯記録を防止
  • テレビ放送への電波干渉を抑える「地デジ干渉対策」(VCCIクラスB適合)
  • 万が一の車両電源のアクシデントからファイル破損を防ぐバックアップ電源「スーパーキャパシター」搭載
  • 前後2画面の映像を液晶ディスプレイですばやく切り替える「画面切り替え機能」搭載
  • 一律4万円の補償金が支払われる交通事故時ドライブレコーダー買替補償金制度に対応※7
  • ※7:支払条件等の詳細はドライブレコーダー協議会のホームページをご確認ください。

  • Windows/Mac PCで詳細なドライブ情報を確認できる専用ビューアーソフト「KENWOOD DRIVE REVIEWR DC」を用意

<主な定格>

  DRV-MR8500
本体仕様 メインユニット(フロントカメラ) 電源電圧 14.4V(8.5V ~ 16V)(12V 車両用シガープラグコード付属)
消費電流(最大) 380mA(1.0A)
測位衛星 GPS
Gセンサー 内蔵(5 段階)
液晶サイズ 2.7型フルカラーTFT液晶
最大記録画角 水平:約112°/垂直:約65°/対角:約131°
撮像素子 1/2. 8型 フルカラーCMOS
F値 F1.6
動作温度範囲 -10℃~+60℃
2ndカメラ(リアカメラ) 撮影素子 1/2. 8型 フルカラーCMOS
最大記録画角 水平:約112°/垂直:約65°/対角:約131°
F値 F1.6
動作温度範囲 -10℃~+60℃
撮影関連仕様 記録解像度(最大) Wide Quad-HD(2560 × 1440)(動画最大約368 万画素)<フロントカメラ/リアカメラ>
フレームレート 29.1/9.7/3.2fps<フロントカメラ/リアカメラ>
記録方式 常時録画/イベント記録/手動録画/駐車録画※8、※9
常時録画ファイル単位 1分
録画フォーマット(動画) MOV(H.264 + LPCM)
録画フォーマット(静止画) JPEG 準拠(最大:2560 × 1440)
記録映像再生方法 本体、もしくはWindows®標準のWindows Media Playerなど。専用ビューアーソフト対応(当社ホームページよりダウンロード)※10
記録メディア microSD カード 16GB~ 128GB 対応 Class 10 以上推奨
寸法等 外形寸法(W×H×D)(突起物除く) <メインユニット(フロントカメラ)>
W : 89.6mm/H : 54.8mm/D : 38.7mm
ブラケット(テープ貼り付け)装着時高さ:最大75mm
<2ndカメラ(リアカメラ)>
W : 40.3mm/H : 36.4mm/D : 32.7mm
ブラケット(テープ貼り付け)装着時高さ:最大63mm
質量(重さ)(ブラケット/ケーブル含まず) <メインユニット(フロントカメラ)>130g (microSDHCカード含む)
<2ndカメラ(リアカメラ)>35g
その他 電源ケーブル長 4.0m(シガープラグコード)

※8:駐車監視録画には、車載電源ケーブル「CA-DR100」(別売)による電源接続が必要です。

※9:撮影タイミングはメインユニット(フロントカメラ)に連動します。

※10:対応OS:Microsoft Windows 8.1/10(32/64bit)、Apple Mac OS X 10.13以上。ビューアーソフトは最新バージョンをお使いください。

<商標について>

●microSDはSD-3C LLCの商標または登録商標です。

●Windows®、Windows Media Playerは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。

●「Mac OS」は、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。

●「STARVIS」はソニー株式会社の登録商標です。

●「スモーク シースルー」「DRIVE REVIEWR」「リアレコ」は、株式会社JVCケンウッドの商標または登録商標です。

●その他、記載されている会社名、製品名は各社の商標および登録商標です。

 

<「DRV-MR8500」>


関連情報


本件に関するお問い合わせ先

【報道関係窓口】 株式会社JVCケンウッド 企業コミュニケーション部 広報・IRグループ
TEL : 045-444-5310 〒221-0022 神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目12番地
【お客様窓口】 JVCケンウッドカスタマーサポートセンター
TEL : 0120-2727-87(固定電話からはフリーダイヤル)/
0570-010-114(携帯・PHSからはナビダイヤル)/ 045-450-8950(一部IP電話)

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