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MGR-A7 プリインストール アーティスト:吉永政巳インタビュー

〜MGR-A7はギターのボディの大きさまで伝わってくるナチュラルな音〜
■まず、最初に吉永さんがケンウッドと出会ったきっかけについて教えてください。
2005年パシフィコ横浜で開催された「AVフェスタ」のケンウッド・ブースでライブ出演したのがきっかけです。そこから関係が続いています。ここ(ケンウッド スクエア・丸の内)でもライブをさせてもらいました。通常のライブで使うPAとはちがいスピーカーから流れてくるギターの音がキレイになっていると思いました。
■ケンウッドの印象は?
全体としてはホームオーディオのイメージが強いですね。
デザインは近代的でオトナのイメージがあります。
音はナチュラルな仕上がりで私は好きですね。クラシックやジャズを聴くような方が使っているイメージがあります。
  ■MGR-A7の印象はいかがです?
初めて手にしたときは軽い!と思いました。中身が入っていないと思ったくらいです。
自分の持っている携帯電話より軽いですよ(笑)
―― 95gという軽さで設計しました。

■このMGR-A7を使ってレコーディングしてもらったわけですが、いかがでしたか?
2マイクモード、3マイクモードで録音した音が違うという事がわかって正直ビックリしました。今まではMDで録音していたのですが、格段にこちらの方がいい音ですね。
■3マイクモードと2マイクモードの違いは?
3マイクが今っぽい音ですね。全体的な輪郭が前に出ていることやギターのピッキング(指のタッチ)が表現されていているので皆が好む音じゃないかな。
かといって2マイクが古いわけではなくて、僕は2マイクのほうが好みです。ギターのボディーの鳴りやボーカルと一緒に録ったときのまわりこむような空気感が出ているので。僕は60〜70年代ロックのアコースティックな音が好きなのですが、それらが醸し出す雰囲気が出ているように思います。そういう意味では、ギターのボディの大きさまで伝わってくるナチュラルな音だと思います。
■いろんなシーンで切り替えて楽しめますね。
そうですね。いろんな形態でライブをやるのですが、それに応じて録り方を変えたりして、自分の曲のデモにも役立ちます。
■2マイク3マイクを使う場面は?
色々試してみたいと思います。3マイクだとピッキングのニュアンスが前面に出るので、フィンガーピッキングのものなど繊細なタッチの曲を録るのに向いていますね。逆にバンド編成のものなど勢いのある曲は2マイクのほうがいいかもしれません。
■吉永さんが曲を作るときはどちらがよいですか?
一人なら3マイク。自分がどう弾いているかよくわかるので(笑)。レコーディングで使えるほど、ニュアンスを拾っていますね。

■MGR-A7で録った音をCD化するとのことですが?
両方のモードで録って選んだ結果、今回は3マイクで録ったものをライブバーションとしてCD化します。ライブにきてくださったアルバム購入者に特典として。

■MGR-A7を使ってみて、印象はいかがですか?
使いやすいです。あまり説明書を読まないほうですが、すぐに使えました。

■主にどんな場面で使いますか?
デモを録るときですね。簡単に録ったり聴くのが主です。もちろん音楽を入れて聴く場合もあると思います。
 
■SDカードも使えるので内蔵メモリ+SDで長時間録音も可能です。基本的に内蔵で録られていますか?
はい。僕はまだ長時間録るというよりは、その場で音のニュアンスをチェックしたり、思いついたフレーズを録音するなどして使っています。
■フレーズが浮かぶ場所というのは?
散歩していたり、家でギターを触っている時などに浮かびます。
MGR-A7は小さいので普段は再生機として持ち歩き、いざという時に録音が出来るのが便利ですね。
■改善して欲しい点などありますか?
特にありません。しいて言うならば、曲を入れて聴いたり、活動の一端で配信もしたいので、音楽配信で購入してダウンロードしたものが聴ければいいですね。

―― 今後の課題として開発陣に伝えます。

あとは、いいサウンドで録って聴きたいですね。できるだけ圧縮されていない状態で、アーティストが提供する音をそのままいい形で聴いてもらいたい。聴いてくださる方は、サウンドに対するこだわりをどこまで自覚しているのかわかりませんが、いい音を求めるのは機材を開発する方もそうですし、曲を作り演奏しているプレーヤーも一緒だと思うので、いい音を届けられたらなと思います。

―― ケンウッドの音のコンセプトに「原音再生」というキーワードがあるのですが、これはアーティストが伝えたい音を原音のまま再生機器で伝えていきたいというものです。
今回吉永さんのようなアーティストと出会うことで我々も実際の生の音を経験させてもらいました。実際の生の音を経験することで、感受性的にも当社の開発陣がさらにブラッシュアップされていますから、今後にご期待ください。
  ■今回MGR-A7にプリセットされている「Nice time cafe」について、由来を教えていただきたいのですが?
「Nice time cafe」は昨年出した僕のアルバム「WONDER-FUL BOOK」に収録されている曲で、「Nice time cafe」は実際にあるカフェです。この曲を作った当時住んでいた家の近所にあって、よく行っていました。とても気に入ったカフェで、そのお店のことを歌った曲です。一人でくつろぐ時にカフェで聴いてもらえればいいなと思います。このお店は僕の好きな音楽がよくかかっていたのですが、BGMとしてかけてもらえるような曲になればいいなと思って作りました。
■この曲が収録されているアルバム「WONDER-FUL BOOK」の語源についてお話いただけますか?
もともとは「WONDER-FUL BOOK」のそのままの意味で「素晴らしい本」・・・。絵本のページをめくって物語が進んでいくように、いろんな景色やストーリーをパラパラとめくって、しかも難しくなくて色鮮やかな感じで楽しんでもらえたらいいなというニュアンスでつけました。「WONDER-FUL」の「WONDER」と「FUL」の間の「-」(ハイフン)は、吉永政巳プロジェクトという僕に協力してくださるメンバーの中でこのタイトルについて話し合いをしたときに、その中の一人の方が“吉永政巳は「WONDERFUL」という単語の「素晴らしい」というよりは、「WONDER」という単語の「不思議な、予感できない期待感」というイメージ”と言い出して(笑)。
他にも多才なとか知的なというニュアンスもあって、期待感や多才な感じが、“FUL・一杯詰まった”というのをかけて、間に「-」(ハイフン)を入れました。

―― 「期待感が一杯詰まった音楽」をケンウッドのオーディオで聴くことで、さらに予想に反するもっと素晴らしい驚きを与えられるような商品を作っていきたいと思います。
■このMGR-A7で吉永さんがブログを立ち上げられたとお聞きしたのですが。
今回ケンウッドと色々やらせてもらって、このMGR-A7がすごくいいなと思ったので。嬉しくて、ブログを作ってみたいと思いました。曲作りのコメントを交えて、色々みんなに知ってもらえたら嬉しいなと思います。僕みたいに曲を作ったり、楽器を触っている人は特に、オーディオ機器のことは詳しくわからないけれど、求めている人は多いのではないかと思います。僕も機材はアナログ派なのでデジタル関係には疎いですけど、このMGR-A7は使い勝手もいいですし、音もいいし、持ち運んで簡単に録ったりできるということを知ってもらえれば、みんな使うだろうなと思ったんですよね。僕自身も、こんなに便利なものだと思っていなかったので、すごいなと思って。単純に伝えたくなりました。僕の録ったデモを聴いてもらったり、音源として出来上がったものを聴いてもらうのも大きな表現のひとつですが、僕のパーソナルな部分や、実際こんな感じで曲を作っているという、一曲の中に織り込みきれない素材的な部分を聴いてもらうという意味でも、すごくいい機会だと思います。
■今後、音源などもアップされるのですか?
はい。ブログの中で聴いてもらえればと思います。

―― MGR-A7で録った音源がブログにアップされることで、吉永さんの「ライブスタイル」や「ヨシナガズ ライフブック」みたいな「WONDER-FUL BOOK」の背景にある吉永さん自身の音楽活動への思いだったり、曲ができるまでの背景・ストーリーが伝わると、とてもいいですね。
特に最近のお客さんの動向では、CDと同じ曲でも、ライブやコンサートに行って実際に生の音を聞いて、同じ場所で空気を共有できるライブのほうが感動するという人が増えていますよね。こういった、実際の生の音を録れる機械を通じて、そこでの体験がオーディオ機器以上に広がれば、当社としても非常にやりがいがあります。
■今後のアーティスト活動について教えてください。
ライブを中心にやっていきます。自由が丘・渋谷などの都内、横浜方面、ツアーで東北や関西にも行きます。オフィシャルサイトに情報が載っていますので、こちらでMGR-A7ブログとともにスケジュールを確認していただければと思います。また、僕は月1回インターネットラジオのパーソナリティをやっているのですが、インターネットを通じて全国の人に僕の言葉や歌を届けられるいい機会だと思っています。
■今、パソコンで音楽を聴くことが増えていると思うのですが、ケンウッドに対する要望はありますか?
パソコンだけで聴かれると、作った側の想いが伝えられない。ポータブルプレーヤーで職場や色々な環境で聴いてほしいなと思いますけれど、やはり自分がもともと作った音を最高の環境で聴いてもらえる、そういう場所だったり音場がなくなるのはあり得ない。求めている人は絶対にいると思います。パソコンでもいいという人はいるかもしれないですが、もっといい音で聴きたい、とか、もっといいスピーカーは?サウンドは?と、知りたい人や、知らなくてもそれに触れることによって幸せになれる人は絶対にいるので、作り続けてほしいと思います。

―― ひとりでも多くの人に幸せを感じてもらえるように商品を作り続けます。
楽しみにしています。
 
吉永政巳「Nice time cafe」
※アルバム「WONDER-FUL BOOK」より
吉永政巳
「Nice time cafe」 
※アルバム 「WONDER-FUL BOOK」より
吉永政巳 オフィシャルサイト
オフィシャルサイト http://yoshinaga.be/
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