2008年8月25日
お知らせ
ビクター・ケンウッド初の共同開発技術採用製品
ケンウッドがAVコントロールセンターの開発を完了
技術開発合弁会社「J&Kテクノロジーズ」のHDMI/DSPモジュールを採用
 株式会社ケンウッド(社長:塩畑 一男、本社:東京都八王子市、以下「ケンウッド」)は、日本ビクター株式会社(社長:佐藤 国彦、神奈川県横浜市、以下「ビクター」)との共同出資により設立した技術開発合弁会社「J&Kテクノロジーズ株式会社」(以下「J&Kテクノロジーズ」)において、デジタル映像・音声信号の伝送・処理を行うHDMI/DSPモジュールを開発し、このたび、両社による共同開発技術を初めて採用した製品としてAVコントロールセンター(ホームシアター用AVアンプ)の商品化を完了しましたので、お知らせします。

  ビクターとケンウッドは、2008年10月1日付で共同持株会社「JVC・ケンウッド・ホールディングス株式会社」を設立し、経営統合を実施する計画です。J&Kテクノロジーズは、この経営統合に先立ち、両社の共通事業であるカーエレクトロニクス事業およびホームオーディオ事業において共同技術開発によるシナジー効果を具現化するために、両社の対等出資により2007年10月1日に設立された技術開発合弁会社で、ナビ・エンジンやカーマルチメディア、カーオーディオ、ホームオーディオなどにおけるプラットホームやモジュールの開発をテーマに、両社から約130人の開発要員を派遣して両社の商品競争力の強化に向けた共同開発を進めています。

  このたび開発したHDMI/DSPモジュールは、J&Kテクノロジーズの技術開発テーマの一つであり、ケンウッドブランドのAVコントロールセンターが両社による共同開発技術を採用した初めての商品となります。
  HDMI/DSPモジュールの新規設計にあたっては、ケンウッドの持つデジタル高音質技術と、ビクターの持つ高い映像技術、デジタル処理技術を相互に投入し、高精細なデジタル映像伝送と音声の取り込みを可能とするHDMIへの対応と、高密度な音声信号処理を実現しました。相互の持つ技術資産を高度に融合させることで、Blu-ray Discにも対応した新しいAVプラットホームの構築を可能としました。

  ケンウッドでは、このHDMI/DSPモジュールに、欧州市場で培ったサラウンド、ステレオ双方で高音質再生を実現するアンプ部を組み合わせたAVコントロールセンターを、8月末からドイツ・ベルリンで開催されるIFA2008(ベルリン国際コンシューマー・エレクトロニクス展)に出品し、国内および海外で今秋から順次発売する予定です。
両社による共同開発技術を初めて採用したAVコントロールセンター
ケンウッドは、「Mobile & Home Multimedia System」の分野で、カーエレクトロニクス、コミュニケーションズ、ホームエレクトロニクスの3事業を展開しています。そして、国内11社、海外25社の関連会社とともに、「新鮮な驚きや感動で人々に幸せな気持ちを創ろう。」というビジョンの実現をめざします。
本件に関するお問い合わせ
報道・出版窓口:株式会社ケンウッド CR統括部 広報・IR室 久保田
TEL:042-646-6724 FAX:042-646-1440 E-mail:pr.qa@kenwood.co.jp