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発行日：2005年10月19日

ニュースリリース

＜新製品案内＞

免許・資格・申請不要の業務用特定小電力トランシーバーが
同時通話を採用して新発売
業務をサポートする堅牢性能&防水機能と
特定小電力トランシーバー全47チャンネルを装備

　株式会社ケンウッド（社長：河原春郎、本社：東京都八王子市）は、免許・資格・申請不要の業務用特定小電力トランシーバーの新商品として、堅牢性能&防水性能と、多彩な業務シーンで使用できる特定小電力トランシーバー全47チャンネルを装備した「TCP-U90F」を12月上旬より発売いたします。

品名	型番	希望小売価格（本体価格）	発売時期
業務用特定小電力トランシーバー	TCP-U90F	オープン価格	12月上旬

TCP-U90F

製品の概要
　特定小電力トランシーバー市場は、レジャー向けの市場が携帯電話の普及などにより漸減傾向減少する一方で、業務用の市場は引き続き拡大傾向にあります。現行機種のTCP-U80は2003年の発売以来、免許・資格・申請不要で手軽に業務連絡ができる通信システムとして高い評価をいただき、さまざまな業種で業務効率アップに貢献してまいりましたが、業務用通信システムに求められるあらゆる業務をサポートするため、堅牢性能と防水性能をさらに向上させ、特定小電力トランシーバー全47チャンネル（シンプレックスモード<方通話>・20チャンネル、レピーターアクセスモード<中継>および、フルデュープレックスモード<同時通話>・27チャンネル）を装備した「TCP-U90F」を新発売いたします。ケンウッドは「TCP-U90F」を市場に投入することによって、潜在的な同時通話需要の掘り起こしを行い、業務用特定小電力トランシーバー市場の活性化・拡大につなげるとともに、市場でのプレゼンスを高めていきます。

主な特長
１．業務をサポートする堅牢性能&防水性能
あらゆる業務にサポートするため、無線機本体で日常生活防水よりワンランクアップした、JIS C0920 IP-55（JIS保護等級5防塵防噴流型）をクリア。また、「MIL-810C/D/E/F 降雨・落下・防塵・衝撃・振動・湿度」というアメリカ国防総省軍用規格もクリア。さまざまな業務使用を意識したハードユースにも耐えうる実力です。

２．特定小電力トランシーバー全47チャンネルを装備　多彩な業務シーンで使用可能
　トランシーバーどうしで直接交信できる20チャンネル（シンプレックスモード）、中継器を介在させ、より確実な交信をすることができる27チャンネルのレピーターアクセスチャンネル（レピーターアクセスモード）、また、1台を中継器に設定することにより、通話範囲を広げることができる自局レピーター機能（自局レピーターモード）、さらに、双方が電話のように通話することができるフルデュープレックス27チャンネル（フルデュープレックス）も搭載※。あらゆる業務シーンに対応できます。
※　オプションのタイピン付きクリップマイクロホンEMC-5Fもしくは、ヘッドセットKHS-21が必要となります。

３．送信出力1/10mW切り替え
　レピーターアクセスチャンネル1~18チャンネルおよび、フルデュープレックス1~18チャンネルでは、送信出力を1mWに切り替えることができます。送信出力を1mWに切り替えることによって、10mWでは最大3分の送信時間制限が解除されるため、長時間連続して通話する必要がある業種には最適です。

４．高利得ロングアンテナを採用
　1/4λ長約18cmのロングアンテナを採用。今までの小電力トランシーバーで届きにくかった電波も十分捉えるため、業務使用でも安心です。

５．高容量リチウムイオンバッテリー、急速充電器を付属　乾電池でも使用可能
毎日繰り返し充電してもバッテリーの劣化が少ない3.6V/1200mAhの高容量リチウムイオンバッテリーパックを採用しているため、ランニングコストが少なくてすみます。付属の急速充電器は、バッテリー単体でも充電することができます。また、乾電池でも使用できるため、長時間の業務使用でも安心です。

６．騒音下でも聞き取りやすいラウドネス機能
　内部スピーカーにBTL回路を装備したことにより、騒音下の現場で聞き取りにくかった受信音声が十分聞こえます。

７．セキュリティーに威力を発揮するサイレントヒアリングモード
　片方のトランシーバーの音声を連続して受信するモードです。玄関先などで集音したい場所ににもう片方のトランシーバーを置いて、その音声を守衛室でモニターするなどの場合に便利です。

８．その他の多彩な機能
・VOX機能（本体マイクまたは、KHS-21使用にてシンプレックス運用時）　・CTCSS 38波搭載　・オートチャンネルセレクト機能（シンプレックス）　・親ループ機能（フルデュープレックス第三者受信）　
・音声反転スクランブル機能（シンプレックス・セミデュープレックス・フルデュープレックス・サイレントヒアリング）　・電池の交換時期を知らせる3段階のBATT残量表示機能　・コールトーン機能
・オートパワーオフ機能　・バックライト点灯機能　・モニター機能　・キーロック機能　・ピープ音ON/OFF切替・電池の消耗を防止するバッテリーセーブ機能・オールリセット機能・レピータホールドタイム設定　・TOT Pre Alert機能　・外部スピーカ・マイクロホン接続端子（リモコン機能）　・ミニマムボリューム機能　・マイク感度2段階切替　・コンパンダー機能（オート）

個別拡張機能（PCによる機能設定）
○セレコール機能（99通り）　○プログラマブルメモリー機能　○メモリーネーム　○プログラマブルKey　○コンパンダー機能　○スーパーロック機能　○オプションコントロール機能　○シグナリング（CTCSS）2面待ち機能（シンプレックス）　○レピーターホールドタイム　○レピーターバッテリーセーブ機能　○各種機能のレベル設定（VOX、スケルチ）　○TCB-U700/UBZ-RG27へのレピーターアクセス　○連結レピーター機能（レピーターリンク用クロスコード必要）　○プライオリティーチャンネル送信キー設定（学校向け緊急放送システムへの対応）

新規オプション
・　UPB-4L　リチウムイオンバッテリーパック
・　EMC-5F　イヤホン付クリップマイクロホン ※1
・　USC-12　ソフトケース

既存オプション
・　HMC-4(G)　リモコン対応ヘッドセット※2
・　HMC-3(G)　ヘッドセット ※2
・　KHS-21　ヘッドセット　※1
・　SMC-34(G)　リモコン対応ボリューム付スピーカーマイクロホン ※2
・　EMC-3　イヤホン付クリップマイクロホン ※2
・　HS-9(G)　プチ型イヤホン ※2
・　KMC-21　スピーカーマイクロホン ※2
・　EMC-2B　イヤホン付クリップマイクロホン ※2
※1　フルデュープレックスモード対応オプション。
※2　これらのオプションではフルデュープレックスモード時では動作しないため使用できません。

主な定格

TCP-U90F

チャンネル数	47ch（シンプレックス9+11ch ＆セミデュープレックス9+18ch）
周波数範囲
シンプレックス	422.2MHｚ～422.3MHｚ（12.5kHzステップ） 422.0500MHｚ～422.1750MHｚ（12.5kHzステップ）
セミデュープレックス（子機）	RX　421.8125MHｚ～421.9125MHｚ（12.5kHzステップ） TX　440.2625MHｚ～440.3625MHｚ（12.5kHzステップ） RX　421.5750MHｚ～421.7875MHｚ（12.5kHzステップ） TX　440.0250MHｚ～440.2375MHｚ（12.5kHzステップ）
セミデュープレックス（自局レピーター）	TX　421.8125MHｚ～421.9125MHｚ（12.5kHzステップ） RX　440.2625MHｚ～440.3625MHｚ（12.5kHzステップ） TX　421.5750MHｚ～421.7875MHｚ（12.5kHzステップ） RX　440.0250MHｚ～440.2375MHｚ（12.5kHzステップ）
フルデュープレックス	TX/RX　421.8125MHｚ～421.9125MHｚ（12.5kHzステップ）　　　　　 440.2625MHｚ～440.3625MHｚ（12.5kHzステップ） TX/RX　421.5750MHｚ～421.7875MHｚ（12.5kHzステップ）　　　　　440.0250MHｚ～440.2375MHｚ（12.5kHzステップ）
電波形式	F2D / F3E （8K50F2D / 8K50F3E）
周波数安定度	±4ppm
消費電流	受信時　130ｍA以下（低周波出力45ｍW時）送信時　85ｍA以下（送信出力 10mW時）受信待ち受け時　75mA以下セーブ時　25mA以下（平均）
使用温度範囲	-10℃　～　+50℃
電源電圧	Li-ion電池端子 DC 3.8V　乾電池端子 DC 4.5V DC IN端子 DC 5.5V
送信出力	10ｍW (+20％-50％） 1ｍW （+20％-50％） ※ ※セミデュープレックス/セミデュープレックス自局レピーター1～18chおよびフルデュープレックス1～18ch
低周波出力	45ｍW以上（8Ω負荷時）
寸法	幅57×高さ108.6×奥行き28.5mm（突起物含まず）　アンテナ長183mm
重量	155g（リチウムイオンバッテリーパック含む）　 165g（単四アルカリ乾電池×3本　含む）

ケンウッドは、「Mobile & Home Multimedia System」の分野で、カーエレクトロニクス、コミュニケーションズ、ホームエレクトロニクスの3事業を展開しています。そして、国内12社、海外24社の関連会社とともに、「新鮮な驚きや感動で、人々に幸せな気持ちを創ろう」というビジョンの実現をめざします。

報道・出版窓口：株式会社ケンウッド　CR統括部　広報・IR室　小竹
TEL: 0426(46)6724 FAX: 0426(46)1440 E-mail: pr.qa@pr.kenwood.co.jp

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