株式会社 ケンウッド（社長： 河原　春郎、本社： 東京都八王子市）は、設置場所や音楽ジャンルを問わず理想的な高音質再生を可能にする多彩な機能を搭載、さらに2005年6月に発売し好評のポータブルHDDオーディオプレーヤー「HD20GA7」に収録した楽曲の再生および「SV-3MD」本体／リモコンでの操作が可能となり、「HD20GA7」とのシームレス化を実現するMD・CD・カセット コンパクトHi-Fiシステム「SV-3MD」を9月中旬より発売いたします。

★商品企画背景および概要

当社が2003年に発売したコンパクトHi-Fiシステム「SL-3MD」は、様々なサウンドパターンから自分好みの音質を創り出すことができる多彩な音質調整機能を搭載することで、これまで希薄になりつつあったオーディオ機器の「音を操る楽しみ」を再構築し、市場から非常に高い評価をいただいています。
その後継モデルである「SV-3MD」は、重低音増幅効果を強化した「D-BASSII」や設置する部屋の環境に合わせて最適な音質補正効果が選べる「プリセットRoom EQ」を搭載するなど、「SL-3MD」で好評の多彩な音質調整機能をより一層レベルアップしました。

また、「音楽メディアの革新」により急速に成長を続けているフラッシュメモリーやハードディスクといった「デジタルオーディオプレーヤー」対応機能も強化しています。
6月に発売を開始し、当社ならではの高音質再生能力が高い評価をいただいているポータブルHDDオーディオプレーヤー「HD20GA7」に収録した楽曲の再生・操作を実現する「HDDコントロール」を、7月より発売を開始したMD・CDコンパクトHi-Fiシステム「ES-A5MD」に続いて搭載しました。
さらに録音機能として、ダイレクトエンコード機能付きデジタルオーディオプレーヤーへの高音質録音が可能となる「レコーディング・アウト機能」を新たに搭載しています。

ケンウッドは、ホームエレクトロニクス、カーエレクトロニクス、コミュニケーションズ（無線機器）の3事業を手がける唯一の音響専業メーカーとして、ホームオーディオ、ポータブルオーディオ、カーAVのシームレスなエンターテイメント環境を実現することで、デジタル/ネットワーク時代にふさわしい「音のエンターテイメント」の新境地を開拓する製品作りに努めます。

1. どんな音楽も迫力の重低音再生を実現する、デジタル回路採用の高音質重低音「D-BASSII」

   通常のアナログ方式の低域増幅では、中高域の音質を劣化させる傾向がありました。「D-BASSII」では、デジタル回路を採用することにより、この問題を解決。他の帯域に影響を与えることなく、低音域のみを増幅することが可能です。また、ジャンルを問わず、どんな音楽でも好みの重低音再生が楽しめるよう、増幅する帯域を3段階10レベルから選択できるようになっています。全般的なジャンルに対応した「MID BASS」に加え、低音の録音レベルが高いソースでサブウーファーを追加したような迫力のある重低音が楽しめる「LOW BASS」、低音の録音レベルの低いソース（歌謡曲、オールディーズなど）に効果的な「HIGH BASS」を追加しています。



2. 自分好みの音質を創り出すことが可能な「デジタル・サウンド・コントロール」

   デジタル・サウンド・コントロールは、簡単な操作で自分好みの音質を創り出せる機能です。従来のアナログ処理によるイコライザーと違い、デジタル処理の音質調整を実現するアナログ・デバイセズ社製の「ΣDSP※」チップを使用することで、音質劣化のない、ハイクオリティなサウンドが楽しめます。
   ※ΣDSPは米アナログ・デバイセズ社の登録商標です。

   ■	好みの音を自由に設定できる「MANUAL EQ」
   	「MANUAL EQ」は、低域から高域の周波数を自由に設定できる機能です。7バンド35パターンのパラメトリックイコライザーを活用して、自分好みのサウンドを自由自在にカスタマイズできます。
   ■	部屋で臨場感あふれる音楽が楽しめる「3D」
   	コンサートホールやライブハウスの臨場感を再現する3Dサラウンド機能を搭載。広がりのある音場効果を10段階から設定できます。さらに、DVDプレーヤーなどと組み合わせることで、映画館さながらの臨場感を楽しめます。



3. オリジナルサウンドをMDに、「デジタル・EQ・REC」機能
   

   オリジナルサウンドをMDに録音できる「デジタル・EQ・REC」機能を搭載。「MANUAL EQ」や「3D」を使って作成したオリジナルMDを、カーオーディオやポータブルMDプレーヤーで楽しめます。

   ※	デジタル・EQ・RECはMDLP（LP2モード/LP4モード）対応です。
   ※	デジタル・EQ・RECは等速での録音となります。またデジタル・サウンド・コントロールで加工した音楽データのカセットへの録音は対応しておりません。
   ※	デジタル・EQ・RECの際、デジタル処理による音質調整を行うため、録音レベルが自動補正されます。その結果、通常録音よりも音が小さくなることがあります。
   ※	デジタルオーディオプレーヤーには対応しておりません。




4. どんな部屋でも理想の音を響かせる「プリセットRoom EQ」搭載

   設置する部屋の環境に合わせて最適な音質補正効果が得られる「プリセットRoom EQ」を搭載。部屋の広さを「Large（8〜12畳程度）」「Normal（4〜6畳程度）」の2種に大別し、それぞれに10種類の音響特性をプリセットしているので、畳やふすまなど吸音性の高い和室から、コンクリートやフローリングなど硬い素材の多い部屋まで理想的な音を響かせます。



5. 当社ポータブルHDDオーディオプレーヤー「HD20GA7」の再生/操作が可能な「HDDコントロール」^※
   

   当社ポータブルHDDオーディオプレーヤー「HD20GA7」との接続、操作を可能にする「HDDコントロール」を搭載。本体前面に装備された専用入力端子につなぐだけで、SV-3MDの本体操作キー、リモコンキーでの「再生/一時停止」「スキップアップ・ダウン」「フォルダスキップ」の操作が可能になります。さらに、「デジタル・サウンド・コントロール」機能を活用することで、お好みの高音質サウンドが楽しめます。

   ※	ポータブルHDDオーディオプレーヤー「HD20GA7」との接続は、別売の専用デジタルプレーヤー・リンクケーブル「PNC-150」希望小売価格2,415円（本体価格2,300円）が必要です。「HD20GA7」以外の商品を接続する際は、市販のステレオミニプラグをご使用ください。ただし、この場合ステレオ本体の操作キー、リモコンキーでの操作には対応しません。



6. PCを介さずに、ダイレクトエンコード機能付きデジタルオーディオプレーヤーへの高音質録音ができる「レコーディング・アウト機能」を搭載

   本体操作キーで、ヘッドホン端子からの音楽信号を録音出力信号に切替ができます。ヘッドホン用アンプを介さないことで、音質劣化の少ない高音質録音が可能です。また、切替と同時にスピーカー出力がオンになりますので、スピーカーから音を聴きながら録音が楽しめます。

   ※	録音はアナログになります。




7. 高音質再生を実現する「ディスクリートアンプ」&新開発「ハイブリッド・エッジ・スピーカー」

   クラスを超えた高音質再生を実現するため、アンプ部に差動2段ディスクリートを採用しました。差動アンプにデュアル・トランジスタを使用し、より理想的な動作を実現、躍動感あふれる高音質再生を可能にしました。また、スピーカー・ウーファー部には、新開発「ハイブリッド・エッジ」を採用。クロス材とラバー材を複合した当社オリジナル素材を使用し、力強く芯のある重低音再生と繊細な中音域再生の両立を実現しました。ワンランク上のサウンドクオリティで楽しめます。



8. その他の特長

   ■	CD→MD4倍速録音
   ■	MDLP&グループ機能
   ■	CD-R/RWの再生、CDテキスト表示

★主な仕様

• 実用最大出力：30W+30W（JEITA6オーム）
• デジタルオーディオプレーヤー入力端子1系統
• デジタルオーディオプレーヤー用録音出力端子（ヘッドホン出力端子と兼用）1系統
• AUX入力1系統
• サブウーファープリアウト
• デジタルサウンドコントロール（5パターンまで登録可）
• 定格消費電力85W
• 待機時消費電力0.4W以下

• FM：76.0〜90.0MHz
• AM：531〜1629kHz
• 30局ランダムプリセット
• 放送局名自動表示

• CD-R/RW再生
• CDテキスト表示
• リピート（1曲/全曲/プログラム）、ランダム再生
• 32曲プログラム

• 携帯電話方式タイトル入力
• リピート（1曲/全曲/プログラム）、ランダム再生
• 32曲プログラム
• ツインREC（CDをMDとテープに同時に録音できます）

• オートリバース

• スリープタイマー
• PROG.1/2（ウィークリータイマー）

• 2ウェイスピーカーシステム、2.5cmバランスドームツィーター、12cmコーン型ウーファー
• ネットグリル脱着可

• 本体部：W180×H255×D336（mm）/約5.5kg
• スピーカー部（一本）：W152×H255×D212（mm）/約2.7kg

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