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発行日:2005年08月08日

ニュースリリース

<お知らせ>


カーエレクトロニクス事業のさらなる発展へ向けて、上海工場の新建屋を竣工
生産能力を倍増し、国内工場との垂直統合による収益力向上を推進



株式会社ケンウッド(社長:河原春郎、本社:東京都八王子市)の子会社である、上海ケンウッド社(上海建伍電子有限公司、Shanghai KENWOOD Electronics Co., Ltd.)は、カーエレクトロニクスOEM関連商品の需要増にともなう増産に対応するため、本年1月より同工場の増設を進めてきましたが、予定どおり、本日8月8日付で竣工の運びとなりましたので、お知らせいたします。

上海ケンウッド社は、1994年6月に当社と(上海)、およびSHOWREX Ltd.(香港)の合弁会社として設立されました。2003年8月には当社が完全子会社化し、当グループの基幹工場の一つとして、「生産革新」に取り組み、調達から生産、品質にいたる生産各機能の強化をはかってきました。

2003年3月期の企業構造改革を経てカーエレクトロニクス事業が当社の主力事業となったことを受けて、上海ケンウッド社の主要生産品目もホームエレクトロニクスからカーエレクトロニクスへと転換し、DVDメカを中心とするカーエレクトロニクス向けコンポーネントとDVDなどビジュアル製品の主力工場として、カーエレクトロニクスOEM事業とカーマルチメディア(市販)事業の競争力の強化と成長戦略の推進に大きく貢献してきました。特にカーエレクトロニクスOEM事業では長野工場(長野ケンウッド)との垂直統合を推進し、長野ケンウッドからDVDメカの生産を順次受け継いで、長野工場で生産・出荷するカーエレクトロニクス(完成品)向けのコンポーネントを安定的に供給するとともに、DVDメカを独立したOEMビジネスとして大きく成長させる原動力となってきました。そして、そのDVDメカをはじめ、カーマルチメディアシステムなど、カーエレクトロニクス製品の受注がさらに拡大する傾向にあったことから、カーエレクトロニクスOEM事業のさらなる発展へ向けて、生産規模の大幅拡大に対応するための設備増強が急務となり、今回の増築となりました。

新建屋の完成によって上海ケンウッド社の床面積は約2倍となり、DVDメカの生産能力も現在の倍以上となる年産100万台規模の拡大を展望した増産体制の整備を完了いたしました。今後、上海ケンウッド社では、新規顧客からの受注も含めた需要増加に対応するとともに、長野工場との垂直統合を一段と推進し、生産性の向上と加工費の大幅低減を進め、カーエレクトロニクス事業の収益力向上をはかってまいります。

さらに、生産・販売両方の拠点を中国国内に持つことで、発展する中国自動車産業と連携するなど、そのプレゼンスを高め、なお一層のビジネス拡大をめざします。


★ 新建屋の概要

名称  : Shanghai KENWOOD Electronics Co., Ltd.
所在地  : No. 60 Rongle East Road, Songjiang Shanghai, China Postal Code 201613
代表者  : 董事長 今井 正樹
従業員数  : 896名(平成17年7月31日現在)
資本金  : 1,350万US$
延床面積  : 新建屋 11,260平方メートル(現建屋と合わせ 22,558平方メートル)
取得認証  : ISO9002-94・QS9000・ISO14001・ISO9001/Ver.2000

上海工場全景 右側2階建て部分が新建屋
上海工場全景 右側2階建て部分が新建屋


ケンウッドは、「Mobile & Home Multimedia System」の分野で、カーエレクトロニクス、コミュニケーションズ、ホームエレクトロニクスの3事業を展開しています。そして、国内12社、海外24社の関連会社とともに、「新鮮な驚きや感動で、人々に幸せな気持ちを創ろう」というビジョンの実現をめざします。


本件に関するお問い合わせ先

株式会社ケンウッド 広報室 波木 TEL:0426(46)6724
FAX:0426(46)1440
E-mail: pr.qa@pr.kenwood.co.jp

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Updated 2005/08/08 (C) 2005 KENWOOD Corporation