ニュースリリース

RFパワーMOS FETを16本搭載、
SEPP方式回路採用で低歪を実現！
HF/50MHz帯 1kW LINEAR AMPLIFIERを発売

株式会社ケンウッド（社長：中野　宏 、本社：東京都渋谷区）は、HF需要に向け、広帯域低歪みのパワーMOS FET 2SK410を16本使用し、余裕のある出力と優れたIMD特性を実現したHF/50MHz帯 1kW LINEAR AMPLIFIERを9月上旬より発売します。

品名	型 番	希望小売価格	発売時期	当初月産台数
HF/50MHz帯トランシーバー用 LINEAR AMPLIFIER	TL-933	568,000円	9月上旬	30台

TL-933

★製品の特長 セッティング自在な操作パネルを採用、 縦置き・横置きはもちろんセパレートも可能 取り外し自在な操作パネルを採用。シャックにあわせて、縦置き・横置きの設置が可能です。また、付属のセパレートケーブル（2m）を使用すれば、本体は足元、パネルは机の上にというセパレート構成の設置も可能です。 RFパワーMOS FETを16本搭載、 SEPP方式採用の低歪パワーアンプ パワーアンプユニットには、高耐圧のRFパワーMOS FET(2SK410)を4本使用した広帯域アンプを4回路実装。また、パワーアンプの出力回路には従来のトランス結合方式によるプッシュプル回路の欠点を打破したSingle Ended Push-Pull(SEPP)回路を採用。これらより余裕ある出力と従来の方式では得られなかった、優れたIMD特性を実現しました。 HF/50MHz帯フルオートマチックアンテナチューナー搭載 CPU制御により整合回路の素子定数をバイナリーに可変する瞬時切替型のアンテナチューナーを搭載。ローパスフィルター型回路を採用し、HFバンドから6mバンドまでをフルカバーします。また、大容量のメモリーに各アンテナとの整合データーを自動記憶し、瞬時に各アンテナとの整合を再現します。（単独での使用も可能） オートマチックアンテナスイッチ搭載 5本のアンテナと2台のトランシーバーを接続可能。選択されたバンドと連動して自動的にアンテナを選択するオートマチックアンテナスイッチを採用。また、同時待ち受け受信、リニアOFFによるスルー運用なども対応可能で接続モードは3通りの方法があります。 接続モード1 接続モード2 接続モード3 トランシーバー アンテナ トランシーバー アンテナ トランシーバー アンテナ INPUT　A A-1/A-2/A-3/A-4 INPUT　A A-1/A-2/A-3/A-4 INPUT　A A-1/A-2/A-3/A-4 INPUT　B ANT B INPUT　B その他の特長 瞬間最大電源出力3.2kW（AC200V時）を引き出すPFC搭載高効率スイッチング電源を採用。 フルブレークイン対応。 オーバードライブや出力負荷異常などから回路を保護する豊富なプロテクション回路を採用。 送信出力/VSWR、DC電流/DC電圧/ALC電圧/ヒートシンク温度を切り換えて監視可能なメーターを装備。 AC100V〜240Vの広範囲なAC入力電源電圧に対応。 トランシーバーの電源ON/OFF動作と連動したオートパワーON/OFF機能。 ケンウッド製トランシーバーとの周波数トラッキング、オートチューン、チューンパワー設定、電源の連動が可能なインターフェース機能 ※ 使用するトランシーバーによってチューン動作などが異なります。詳細はカタログをご覧下さい。

★主な定格

TL-933定格 動作周波数 1.8〜54MHzのアマチュアバンド及び4630kHz 定格出力電力 1,000W(AC200V時)、500W(AC100V時) 出力整合インピーダンス範囲 50Ω不平衡 VSWR≦3.0(16.7〜150Ω)ただし50MHz帯はVSWR≦2.0 不要輻射強度*1 ‐50dB以下(HF帯)、‐60dB以下(50MHz帯) 相互変調度(IMD)*2 ‐40dB以下 (1.8〜24.9MHz帯)、‐38dB以下(28MHz帯) 、‐33dB以下(50MHz帯) 入力インピーダンス 50Ω不平衡 VSWR＜1.5(PA ON時) 励振電力 120W未満(自動同調時30W以上) 周波数切換時間 0.5秒以下 電源電圧 AV100V〜AC240V、単相50/60Hz 消費電力 3kVA(1kW出力時) 入力電源力率 95％以上(定格出力時) 使用温度範囲 ‐10〜+40℃ 外形寸法 233(幅)×444(高さ)×450(奥行き)mm(縦置き時、突起物を含まず) 重量 約28kg 付属品 操作パネル-本体間用ケーブル(2m)、 トランシーバーコントロールケーブル（3m） *1 PEPよりの値 *2 PEPよりの値/1kW出力時