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ニュースリリース

<新製品案内>


同一バンド2波同時受信機能に加え、
サブバンドの広帯域受信機搭載!
コンパクトボディのアマチュア用
ハンディーデュアルバンダー「TH-F7」を発売

株式会社ケンウッド(社長:中野 宏 、本社 渋谷)は、コンパクトボディーサイズを採用しながら、メインバンドにアマチュア無線バンド、サブバンドに広帯域受信機を搭載し、アマチュア無線と広帯域バンドを同時に受信できる2波同時受信機能を採用した144/430MHz FM デュアルバンダー「TH-F7」を8月下旬より発売します。

品名 型 番 / カ ラ ー 希望小売価格 発売時期 当初月産台数
144/430MHz帯
FMデュアルバンダー
TH-F7 43,800円 8月下旬 1,000台

TH-F7
TH-F7



★企画背景と製品の概要

現在、市場の主流は多バンド切り替え式ハンディートランシーバーとなっている中、弊社では「アマチュア無線機の本当の魅力」を追求、このたび「2波同時受信/同一バンド2波同時受信機能」と「ワイドバンド受信機能」を採用したデュアルバンドハンディートランシーバーを開発致しました。

TH-F7はハンディートランシーバーの基本をしっかりと押さえ、本来の魅力が十分に発揮できるよう、「コンパクト」「ハイパワー」「運用時間」を重視、さらにサブバンドへFM-W/SSB/CWモードを含むワイドバンド受信機能を搭載しました。 加えてワイドバンド受信機を搭載しているからこそ必要とされる「2波同時受信/同一バンド2波同時受信機能」を採用しながらも超小型化を実現、究極のコンパクトハンディートランシーバーとして商品化しました。



★製品の特長

  1. 2波同時受信機能を搭載

    TH-F7は144/430MHzを搭載し、更に2波同時機能を装備。メインAバンドとサブBバンドで2波同時受信を可能にしています。

  2. メインバンドにはデュアルバンドトランシーバー、
    サブバンドにはワイドバンドレシーバーを搭載

    メイン Aバンドにアマチュアバンドトランシーバーを搭載し、サブBバンドへ0.1〜1300MHzの広帯域受信機能を搭載(一部の周波数帯を除く)。受信モードはFM/N-FM/に加え、FM-W/AM /SSB/CWモードの受信も可能です。更に、AM放送帯用バーアンテナ内蔵(本体アンテナと切換え外部アンテナで受信することも可能です。)、SSBモード運用時などに周波数の微調整が行える「FINE MODE」装備など、多彩な受信に対応しています。「FINE MODE」は、33/100/500/1000Hz(目安ステップ)から選択できます。

  3. リチウムイオンバッテリーを標準装備、
    付属バッテリーで5W運用が可能

    7.4V 1550mAhリチウムイオンバッテリー標準装備、144/430MHz帯で約5W送信が可能です。

  4. リチウムイオンバッテリー採用により、
    5W運用での長時間化を実現

    付属のリチウムイオンバッテリーを使用して、ハイパワー約5W送信で約6時間の運用が可能。また、リチウムイオンタイプなので、繰り返し充電時のメモリー効果が少なく、長期間に渡り高性能を発揮します。

    *:送信6秒、受信6秒、待ち受け48秒を繰り返した場合の目安

  5. 充実の機能を満載しつつ、超小型化を実現

    2波同時受信、広帯域受信を搭載しながらも、ボディーサイズは幅58×高さ87×厚さ30mmという超小型化を実現。携帯性にも優れています。

  6. メモリーチャンネルとは別に、呼び出しが容易な
    10チャンネルメモリーを搭載

    400チャンネルのメモリー以外に、好みに合わせた周波数を10チャンネル設定でき、インフォメーションチャンネルとして使用できます。「INFO」keyを押すだけで呼び出すことができるので、よく受信するチャンネルをメモリーしておくと、ワンプッシュで手軽に受信が可能です。

  7. 優れた堅牢性・防滴性の証明、JIS4級防沫型と
    MIL-STD 810C、D、E をクリア

    JIS規格の「保護等級4防沫型」をクリア。さらに、MIL-STD 810C、D、Eで 振動、落下、防滴、湿度の規格をクリア。優れた堅牢性・防滴性を発揮します。

  8. マルチスクロールキーと10keyの組み合わせにより、
    抜群の操作性を実現

    周波数のアップダウンは上下キーで、バンドのアップダウンは左右キーで、というように、片手で操作できる十字型のマルチスクロールキーを採用しました。10キーとの組み合わせにより、メニュー機能なども更に操作性がアップしています。
    また、LCD周波数表示部にはドットマトリックス表示を採用。周波数やメモリーネーム、メニュー機能等の各種表示の視認性を高めました。モノバンド運用時には、見易い周波数の倍角表示への切り換えも可能。更に、夜間運用での操作性を考え、バックリットキーボードを採用しています。

  9. 豊富なメモリーチャンネル機能とスキャン機能を搭載

    • 合計434チャンネルのメモリーチャンネル機能を搭載
      通常メモリー:400チャンネル/プログラムスキャンメモリー:20チャンネル/プライオリティースキャンメモリー:2チャンネル/CALLチャンネル:2チャンネル/インフォメーションチャンネル:10チャンネルの合計434チャンネルのメモリー機能を装備しています。メモリーチャンネルは、周波数、運用モード、シグナリング情報などを記憶することができ、 全チャンネルスプリットメモリーも可能です。そして、最大8文字までのメモリーネームも各チャンネルに登録できます。また、メモリー呼び出し方法も、全チャンネル呼び出し、または、バンド内呼び出しの選択が可能になっています。
    • メモリーグループ機能
      メモリーチャンネルは、400チャンネルを50チャンネル毎に8グループに分けて編集することができるメモリーグループ機能を装備しています。メモリーグループは、スキャン時にグループ毎をリンクさせ、スキャンすることも可能です。
    • 豊富なスキャン機能
      バンドスキャン/MHzスキャン/プログラムスキャン/メモリースキャン/メモリーグループスキャン/CALLスキャン/ビジュアルスキャン/プライオリティースキャンを装備、また、TONEスキャン、CTCSSスキャン、DCSスキャンも装備しており目的に応じて操作できます。スキャン再開条件は、タイムオペレート、キャリアオペレート、シークの中から選択できます。

  10. その他の特長

    • アッテネータ装備
    • 電池残量表示機能
    • 1200/9600bpsの外付けTNCに接続対応


★オプション

品名 型番 希望小売価格(税別)
リチウムイオンバッテリーパック
バッテリーケース(アルカリ電池4本)
スピーカマイクロホン
スピーカマイクロホン
ヘッドセット
ヘッドセット
クリップ付イヤホンマイク
ノイズフィルター付シガレットライターコード
DCコード
イヤホン
PB-42L
BT-13
SMC-32
SMC-34
HMC-3
HMC-4
EMC-3
PG-3J
PG-2W
HS-9
8,500円(新発売)
2,800円(新発売)
3,800円(既発売)
5,000円(既発売)
5,980円(既発売)
9,500円(既発売)
3,900円(既発売)
2,500円(既発売)
  650円(既発売)
1,500円(既発売)


★主な定格

一般仕様
周波数範囲 メインAバンド
「送受信」
144-146MHz、430-440MHz
サブBバンド
「受信」
0.1〜1300MHz
(一部の周波数帯を除く)
電波型式 メインAバンド FM、AFSK、FSK
サブBバンド FM、FM-W、AFSK、FSK、CW、AM、SSB
アンテナ
インピーダンス
50Ω
電源電圧範囲 電池端子
基準電圧
7.4V
外部電源端子
基準電圧
DC13.8V
寸法・重量
(突起物含まず)
58(W)×87(H)×30(D)mm
約250g
使用温度範囲 −20〜+60℃
(付属リチウムイオン使用時-10〜+50℃)
受信部
受信方式 ダブルスーパーへテロダイン(FM-W以外)/
シングルコンバージョン(FM-W)
中間周波数 メインAバンド
第1IF:
第2IF:
59.85MHz
450kHz
サブBバンド
FM/AM/SSB
第1IF:
第2IF:
57.60MHz
450kHz
サブBバンド
FM-W
第1IF:
第2IF:
10.8MHz 
-
受信感度 12dB SINAD 144MHz 430MHz
メインAバンド −15dBμ
(0.18μV)以下
−15dBμ
(0.18μV)以下
低周波出力(8Ω負荷10%歪時) 300mW以上/7.4V
送信部
送信出力 外部電源
(DC 13.8V)
144MHz HI:約5W
430MHz HI:約5W
リチウムイオン
バッテリー
144MHz HI:約5W
LOW :約0.5W
EL:約0.05W
430MHz HI:約5W
LOW :約0.5W
EL:約0.05W
変調方式 リアクタンス変調
最大周波数偏移 FM/±5kHz
マイクロホン
インピーダンス
2kΩ


本件に関するお問い合わせ先

お客様窓口: ケンウッドカスタマーサポートセンター (東京) TEL:03(3477)5335
報道・出版窓口: ケンウッドIR広報室  山田 TEL:03(5457)7120
FAX:03(5457)7140
E-mail: pr.qa@pr.kenwood.co.jp

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Updated 2001/07/10 (C) 2001 KENWOOD Corporation